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ヒビコレ家族の小さな旅 栃木市『皆川城址と金剛寺』2026年4月号

  • 2 日前
  • 読了時間: 3分


やわらかな陽気に誘われて、桜咲く皆川城跡へ。今回の小さな旅は、歴史活動に参加してきました。「ここが曲輪?」「この堀切は登れないね!」と、進むほどに会話も弾みます。展望台からは町並みを一望し、この地を守ってきた皆川氏の思いを重ねます。皆川氏の菩提寺『金剛寺』では、歴代当主がそろう墓所や数々の仏像、皆川広照公着用の鎧などを拝見。皆川氏600年の歴史がぐっと身近に感じられる体験となりました。


金剛寺から望む皆川城址
金剛寺から望む皆川城址

『法螺貝城』とも云われた皆川城。尾根に沿って螺旋状の曲輪や土塁を幾重にも配した山城は、堀切などを巧みに用い、外敵の侵入を防ぐ堅固な防御を備えていました。山全体を要塞としたその構えは、戦国の緊張感を今に伝えます。いまは春の花に包まれ、かつての姿が、穏やかな風景へと移ろっています。


柿上住職の操縦にてドローン空撮
柿上住職の操縦にてドローン空撮

皆川城址
皆川城址


予約注文をしておいた、地元『ファーマーズキッチン佑』さんの、お弁当を、頂上の見晴台で食べました!


金剛寺 本堂
金剛寺 本堂

皆川氏は、藤原秀郷を祖とする長沼氏の流れをくみ、小山氏や結城氏と並ぶ関東の名門として知られています。一度は宗家が途絶えますが、戦国時代に皆川宗成が名跡を継ぎ、再びその名を広げていきました。皆川城を拠点に、この地の歴史と深く関わってきた一族です。


その菩提寺である曹洞宗金剛寺には、皆川氏ゆかりの資料や寺宝が今も大切に残されています。本堂に並ぶ皆川広照公の肖像画や南蛮胴具足などを実際に目にすると、歴史が身近に感じられます。こうした貴重な品々に触れられる時間は、とても印象に残るひとときとなりました。


薬師如来(市有形文化財)
薬師如来(市有形文化財)
皆川広照着用南蛮胴具足(市有形文化財)
皆川広照着用南蛮胴具足(市有形文化財)
皆川広照着用赤備え鎧兜
皆川広照着用赤備え鎧兜
如意輪観音菩薩像
如意輪観音菩薩像

藤原秀郷公から続く皆川氏の系図
藤原秀郷公から続く皆川氏の系図

境内には、皆川氏19代の歴代墓所があり、戦国から江戸時代を通じて一代も欠けることなく埋葬されてきた、全国でも貴重な史跡です。


皆川家19代歴代の墓所
皆川家19代歴代の墓所

皆川広照は、茶道や狂言にも造詣が深く、文武両道の将であったと伝えられます。特に千利休の高弟である山上宗二(やまのうえ そうじ)との関係は、戦国史の中でも非常に情熱的で、深い信頼関係に基づくものでした。





春のやさしい空気の中で歩いた皆川城跡と金剛寺。風景を楽しみながらも、その奥にある歴史や人の想いに触れられる、とても充実した時間となりました。

何気ない景色の中にも、こうして受け継がれてきた物語が息づいているのだと感じます。これからも、そんな歴史の一コマに出会える時間を大切にしていきたいと思います。




『栃木の武将”藤原秀郷”をヒーローにする会』とは? 


「栃木の武将藤原秀郷をヒーローにする会」は、平安時代の鎮守府将軍であり、“武士のはじまり、武芸の開祖”とも称される藤原秀郷の功績を、講座やまち歩きなどを通じて、歴史を身近に感じられる場づくりに取り組み、『栃木の誇りとして次世代へ伝える活動』を行っています。

今回は、戦国時代を駆け抜け、蔵の街・栃木市の礎を築き、来年は没後400年の催事も予定されている秀郷の子孫、皆川広照の話を中心に学びました。


『栃木の武将”藤原秀郷”をヒーローにする会』

宇都宮市岩曽町1355

TEL/028-661-4723(株式会社井上総合印刷内)




皆川広照の肖像画
皆川広照の肖像画

1440年頃に創建された金剛寺と皆川城址を、柿上住職と皆川歴史研究会代表の大橋氏に案内解説をいただきました。


柿上住職
柿上住職
皆川歴史研究会代表の大橋氏
皆川歴史研究会代表の大橋氏



【皆川歴史研究会】会員募集中!


皆川歴史研究会は、皆川氏にまつわる歴史を調査・研究し、その魅力を広く発信していくために設立されました。会員同士で学び合いながら、地域の方も気軽に参加できる開かれた場を目指しています。皆川氏の足跡をたどり、地域の歴史を次の世代へつないでいく活動を行っています。


ホームページ:https://minagawa-rekiken.jp/





曹洞宗 慈眼山 金剛寺


☎︎ 0282-23-2746


住所/栃木市皆川城内町1947






 
 
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