ヒビコレ家族の小さな旅 那須烏山、『山あげ祭』2026年8月号
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ヒビコレ家族の夏の恒例行事、那須烏山の「山あげ祭」へ行ってきました!
山あげ祭は、約460年もの歴史を持つ八雲神社の例大祭。江戸時代から受け継がれる歌舞伎と、町全体を舞台に変える壮大な舞台装置が融合した、日本でも類を見ない祭りです。高さ約10メートルの「はりか山」が立ち上がると、普段は車が行き交う道路が、あっという間に歌舞伎の舞台へ。地域の人々が力を合わせて守り続けてきたこの祭りは、ユネスコ無形文化遺産にも登録され、多くの人々を魅了しています。



今年の当番町は「鍛冶町」。地元の和紙会館前で演じられたのは『将門』です。正式には『忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの)』。冒頭では、妖術を操る平将門の娘・滝夜叉姫が、ガマに乗って登場します。



山あげ祭の最大の見どころは、町なかの道路に出現する移動式舞台です。公演場所に到着すると、当番町の若衆たちが、舞台や座敷、前山、中山、大山などの装置を、奥行き100メートルにわたって瞬く間に組み上げます。背景となる「山」は、竹の骨組みに地元特産の烏山和紙を幾重にも貼り、山水を描いたもの。高さ約10メートルの大山が人の力で立ち上がる姿は圧巻です。完成した舞台では、常磐津の三味線と唄に合わせ、踊り子が歌舞伎舞踊を披露します。一公演ごとに舞台を解体し、次の場所へ運んで再び組み立てます。若衆たちの見事な連携と手際も、山あげ祭ならではの魅力です。



華やかな舞台装置を背景に、堂々と舞う子ども演者たち。日頃から厳しい稽古を重ね、常磐津の唄と三味線に合わせて、息の合った力強い舞を披露します。地域の子どもたちが今も大切な演じ手となり、世代を超えて受け継がれてきた山あげ祭の伝統と誇りを、その心とともに未来へつないでいます。


山あげ祭
公式Webサイト ↓

開催/那須烏山市中心部
日程/ 2026年 7月23日(土)〜 26日(日)



