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ヒビコレ家族の小さな旅『栃木の変わりだるま特集』

地域によって色も形も違う「だるまの元祖」を調べてみました

だるまさんのモデルはインドの仏教僧『達磨大師』が座禅を組んでいる姿なんですって! 大師の教え、二入四行論(ににゅうしぎょうろん)では「自分の行いに責任をもって、忍耐強く誠心誠意尽くすこと」と唱えられ、鎌倉時代には、教えに従えば願い事を成就出来る仏像として飾られました。現在の形は江戸時代になってからとのこと。七転び八起きで不屈の起き上がり小坊師に、赤は魔除けの色とされています。達磨大師に倣い、だるまさんを飾って心を磨く一年にしましょう!


ヒビコレ家族の小さな旅『だるま特集』メインビジュアル


「天狗の杜」のなが~い鼻のだるま/古峰神社


ヒビコレイメージキャラクター唄子さんとコメント

山の懐深い場所で、四季折々の自然の風景を感じられる古峰ヶ原に向かい大きな鳥居を抜けた先ある古峰神社。


古峰神社 鳥居

古峰神社 本殿

天狗は日本各地で神様として祀られ、滋賀県比叡山「法性坊(ほうせいぼう)」福岡県英彦山「豊前坊(ぶぜんぼう)」京都府鞍馬山「僧正坊(そうじょうぼう)」静岡県秋葉山「三尺坊(さんじゃくぼう)」など、昔から信仰されていますね。

特に京都鞍馬の僧正坊は別名鞍馬天狗として有名です。


古峰神社 御神祭

古峰神社の御神祭は日本武尊(やまとたけるのみこと)天狗は御祭神のお使いで、崇敬者に降りかかる災厄を飛翔して払ってくれると考えられているそうです。

至る所に天狗の面や天狗に関係しているものが飾られているのは神様のお使いだからなんですね。


古峰神社 大天狗

赤い顔に大きく長い鼻を持つ大天狗


古峰神社 烏天狗

嘴を持つ烏天狗


あちらにも天狗、こちらにも天狗、そちらにも天狗。天狗の杜の名に恥じない天狗の数。

どこにいても天狗の視線を感じます。見守られているような、見つめられているような…


天狗だらけの古峰神社は御朱印も天狗。その名も「天狗朱印」

だるまも天狗。長〜い鼻が特徴の天狗だるまはちょっとユーモラス


古峰神社 天狗朱印一覧

古峰神社 天狗だるま

天狗は何かと調べてみたら「深山に住む伝説の妖怪の一つ。大天狗は赤い顔に長い鼻、小天狗はカラスのような顔、どちらも山伏の服装で高下駄を履き羽うちわを持つ。

平安時代は仏法を妨げる存在として描かれている。鎌倉時代頃から山伏信仰と結びつき、庶民信仰の対象と対象となった」との事

中国発祥の天狗は「天の狗」が始まりと言われ、妖怪であり、神である不思議な存在。


大芦川の川の音や鳥の声、木々が風に揺れる音。

自然豊かなたくさんの音と静寂に包まれると昔の人々が山を神聖なものとして信仰した気持ちがわかるような気がします。

俗世のすぐ隣にありながら一歩足を踏み入れるとまるで違う世界になる山は妖しく険しく不思議な魅力を持つ場所なのでしょう。

人々が山に魅せられるのは今も昔も大きく変わらないのかもしれません。



 

古峰神社



 


商売繁盛!黒字に導く縁起だるま/賀蘇山神社


日出男さんのコメント

想像が追いつかない大昔(元慶2年/西暦878年)から信仰されている賀蘇山神社

御神威「黒だるま」発祥の社として「家内安全、交通安全、産業・商売繁昌、医薬長寿」を祈願する人々に支持されています。


賀蘇山神社 黒だるま

だるまと言われて想像するのは一般的に赤地に黒の装飾だけれど、賀蘇山神社のだるまは黒地に金の装飾で、姿はちょっと下膨れ。

黒地は信仰の山 尾鑿山山頂にある「賀の岩」「蘇の岩」を表し、金の装飾は神様の御神威を表し、下膨れのフォルムは「福がたまるように」という願いが込められています。


石段を登り神門を抜けると拝殿と社務所があります。

私が神社で何より気になるのは「狛犬」

賀蘇山神社の狛犬はぽってり感があり丸目のフォルムが可愛らしい。


賀蘇山神社

賀蘇山神社

賀蘇山神社に行ったなら「奥宮遥拝殿」「大杉切株」は外せません!


奥宮遥拝殿の鳥居を抜けて、両脇の杉が空を突き刺しそうな勢いで直立している山道を進むと奥宮遥拝殿が現れます。

別名を下の宮と呼ばれる三間(約五・四メートル)四方、宝形造りのこの建物は総欅造りで精巧荘厳な彫刻で装飾されています。


1634年/寛永十一年、日光東照宮を修築した棟梁、彫工たちによって寛永一八年頃に着手、1701年/元禄十四年完成。

完成まで60年って!古の人々の根気の良さに呆れるら、羨ましいやら。

彫刻のうち龍が最も多くてあっちもこっちも龍だらけ!!

辰年の2024年には相性いい感じ。他にも獅子や象などが彫刻されていてみんな個性的。

見ていて飽きません。


深呼吸しながら山道を歩き、上の宮へ

鳥居を抜け、石段を登ると拝殿がありその隣に大きな切り株があります。

これが「大杉切株」

1910年(明治43年)当時、目通り14.8メートル・樹高70メートル・樹齢1800年、林学博士本多静六氏の調査で、日本最古と判定された大杉ですが同年5月の落雷により燃えてしまいます。その後大杉は枯れた状態で立ち続けますが1917年再び火災。鎮火後伐採。

2000年(平成12年)栃木県と粟野町の地域文化遺産保護事業により保全工事が行われ、今の姿になりました。


賀蘇山神社 大杉切株

「大杉切株」は鹿沼市指定文化財に指定されています。



 

賀蘇山神社



 


干瓢と苺の形の栃木だるま/郷土玩具 あかり舎


郷土玩具あかり舎は伝統的な張り子製法で、栃木の名産品「かんぴょう」と「いちご」をモチーフにしただるまを製作。


就労継続支援A型事業所AKARIに通う、障がいのある方々が想いを込め日々製作しています。


あかり舎 だるま

夫婦円満や家庭円満を願って作られる縁起物のだるまたち。

曲線のフォルムが可愛らしく、色も柔らかくモダンなだるまさんたちはそれぞれ表情が違うのも魅力の一つです。


2024年の初市にあかり舎のだるまが初出店しました。


たくさんの縁起物が露店出店されるお祭りで、あかり舎のだるまに出会った方も多かったのでは?


愛らしいあかり舎のだるまたち。

ぜひ、お迎えして可愛がってくださいね😊


 

郷土玩具 あかり舎



 


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