新型コロナに負けない!5つのフレイル予防策/福田 富一 栃木県知事

最終更新: 2022年8月24日

 シニアを応援する情報紙「うつのみやシニア通信」編集長の今村です。今回は、新型コロナウイルス対策に尽力されている福田富一栃木県知事に県で新たにスタートした「人生100年フレイル予防プロジェクト」を始め、外出を控えているシニアの皆さんの健康維持に役立つお話を伺いました。

福田 富一 栃木県知事

福田県知事…栃木県では、県民のみなさんが生涯にわたり、いきいきと暮らせる豊かで活力ある「健康長寿日本一とちぎ」の実現のため「人生100年フレイル予防プロジェクト」をはじめました。新型コロナにも負けないからだづくりのためにもぜひ参考にしていただきたいと思います。

ー   「フレイル」とはどういったものなのでしょうか?

 

福田県知事…からだや心の機能が低下し、健康と要介護の中間の虚弱状態を「フレイル」といいます。コロナ禍の今、食事の偏りや運動不足、人との関わりの減少により、シニアの皆さんのフレイルの進行が懸念されています。フレイルの進行は、からだの回復力や免疫力の低下にもつながりますので、免疫力を高めるにためにも、家の中でできるフレイル予防に取り組みましょう。

ー   具体的に家の中でできるフレイル予防とはどうすればいいのでしょうか?

福田県知事…フレイル予防には栄養・(+口腔)・運動・社会参加が大切です。自宅でもできるフレイル予防策を5つほどご紹介します。

① 少量ずつでも多様な食品を食べて、栄養不足にならないようにする

② しっかり噛むことや、毎食後の歯みがきでお口の健康を保つ

③ 座っているだけの時間を減らし少しでもからだを動かす

④ ラジオ体操やスクワットなどで筋肉を維持する

⑤ 電話やオンラインなどを利用して、家族・友人と交流する

ご家族や友人からの声かけもとても大切ですので、ぜひ実践してみてください。